唐桑産牡蠣の視察
宮城県唐桑産「もまれ牡蠣」の生産者、畠山政則さんの牡蠣養殖場を視察させていただきました。
宮城県最北端、三陸沿岸に連なるリアス式海岸の真ん中に位置する唐桑半島では、牡蠣の養殖が盛んに行われています。
海に面した山からは豊富な植物プランクトンが流れ込み、牡蠣にとっては絶好の条件が揃います。
牡蠣は一つひとつ糸を通し、海に浮かべたイカダに垂らす「耳吊り式」で育てられます。
牡蠣にはさまざまな雑貝や海藻が付着し、成長を妨げます。
そのため、畠山さんは牡蠣をお湯につけて付着物を取り除く「温湯処理」を7月〜8月にかけて行います。
温湯処理によって牡蠣に栄養が行き渡り、ふっくらとした身が育っていきます。
さらに、牡蠣は大きくなるにつれて沖へと移動されます。
波が荒く、流れの速い潮に”もまれる”ことから、『もまれ牡蠣』と名付けられました。
2〜3年、手間暇かけて育てられた牡蠣は手のひらほど大きく、ぷりっとした身が詰まっています。
希少価値が高くなかなか市場に出回らない『もまれ牡蠣』をぜひこの機会にご賞味ください。